1571年、全ヨーロッパはキリスト教を滅ぼそうとするトルコ帝国の脅威にさらされていた。それに抵抗するために、ベニス、ゼノア、スペインの国々は教皇のもとで同盟を結び、ギリシャのレパント沖でトルコ軍の艦隊を全滅させ、ヨーロッパを守り勝利を得た。この勝利は武力によるものではなく、ロザリオの祈りを聖母マリアにささげたことによるといわれた。そのため、時の教皇ピオ5世は、勝利の日を「ロザリオの聖母マリアの祝日」と定めた。 ロザリオの祈りは、主の祈りと天使祝詞と栄唱を唱えながら、キリストと聖母マリアの生涯を黙想する祈りである