W・B・デイビス、K・E・グフェラー、M・H・タウト 栗林文雄 楽療法入門〈第3版〉 第1巻 理論と実践 \3,080 (本体\2,800+消費税) A5判●ISBN978-4-86325-078-9 【音楽療法入門〈第3版〉 第1巻のご案内】 大幅改訂! これまで取り挙げられていなかった項目分野が新たに加えられ第2版までの内容にも大幅に変更が施されている。第3版は、まったく新しい書物である。 音楽療法先進国アメリカの「標準教科書」。音楽療法活動に絶対必要な知識と技術を網羅。索引が充実しており辞典として活用できる。 日本初の音楽教育学博士(カンザス大学.1993年)、栗林文雄特任教授による翻訳 音楽療法士資格試験 受験生必読の教科書 栗林文雄教授により翻訳された本書は、アメリカでの最も優れた専門家による音楽療法入門書であり、世界的に高く評価を得ている本でもあります。日本において音楽療法の学習を志す人々に対して、本書は、よき入門テキストとして広く読まれることが強く期待されます。 日本音楽療法学会理事長 日野原重明 全3巻 刊行予定 第2巻 2015年6月 第3巻 2015年8月 ●目次 ―――――――――――――――――――― 謝辞 第3版への序 第I部 音楽療法の概要 第1章 音楽療法の臨床実践 音楽療法とは何か 音楽療法の対象者 音楽療法士の職場 音楽療法士の個人的資質 音楽療法士の育成 職業としての音楽療法 第2章 音楽療法 その歴史的視点 文字をもたない時代の音楽療法 文明化初期の音楽と癒し 古代文明における音楽の使用―癒しの儀式 中世,ルネサンス時代の音楽と癒し アメリカにおける音楽療法の発達 18世紀の文献にみる音楽療法 19世紀の文献にみる音楽療法 19世紀の教育施設における音楽療法 20世紀初頭の音楽療法 専門的職業としての音楽療法の発達 第3章 音楽 人間独特の現象であり治療の手段となるもの 音楽的存在としての人間 生涯にわたっての活動,音楽 児童の音楽的発達 青年期と音楽 成人と音楽 音楽は多様で柔軟な芸術様式である 形式,構造の特徴とかかわり方 音楽の機能 機能的領域 生理的機能 音楽と認知 コミュニケーションとしての音楽 音楽と情緒 音楽と文化,社会 第II部 音楽療法の対象者 第4章 知的障がいをもつ児童,成人と音楽療法 歴史的な概観 知的障がい(Intellectual disabilities)の概念と定義 現在の知的障がいの定義と関連した重要な要素―五つの前提 知的障がいの程度と区分 軽度の知的障がい 中度の知的障がい 重度,最重度の知的障がい 測定不能 知的障がいの原因 知的障がいの予防 一次的予防 二次的予防 三次的予防 知的障がいをもつ人々の発達的経過 認知的発達 言語発達 身体的,運動機能の発達 社会性と情緒の特徴 知的障がいをもつ人々への教育的配置 知的障がいをもつ人々への教育的技法 知的障がいをもつ人々への音楽療法 知的障がいをもつ人々への音楽療法の活動目標 社会的,情緒的行動の発達を促す音楽療法 運動機能の発達を促す音楽療法 コミュニケーションスキルの発達を促す音楽療法 就学前技能の発達を促す音楽療法 学習能力の発達を促す音楽療法 レジャー(余暇)技術の発達を促す音楽療法 第5章 自閉症児と自閉症スペクトラム障害(ASD) 定義と診断 病因論 特徴 コミュニケーション 社会的交流 感覚処理 行動特徴 音楽療法の目的と介入 コミュニケーションスキルを高めるための音楽療法 社会的,情緒的能力を高めるための音楽療法 行動を改善するための音楽療法 学習能力,身体/運動能力,余暇技術を高めるための音楽療法