月刊『致知』で15年以上続く人気連載 「人生を照らす言葉」。 本書は、170回を超えるコラムの中から22編を厳選し、 「よりよき人生の心得」「心をひらく」などのテーマに沿って再構成したものです。 齋藤茂吉の『赤光』にはじまり、 宮沢賢治『なめとこ山の熊』、 夏目漱石『こころ』、 サン=テグジュペリ『星の王子さま』、 新美南吉『ごんぎつね』など、 日本人に馴染みの深い、懐かしくも温かい名作文学への 著者の深い想いが詰まった一冊です。 著者は名作文学の持つ力について 次のように述べています。 「名作を通して人生の苦悩に向き合っていくと、 その力がこちらに向かって押し返してくる。 そこにいろいろな気づきや発見がある。 こういう体験は文学でしか得ることはできません。 間違って悪に傾きかねない心を誰もが持っている。 それをどう乗り越えて人間らしく生きていくかという 世界に文学は誘ってくれる」 名作が私たちに教える、 人生で起こることの意味とは、 そして幸せとは何なのか――。 60年以上、人々の心に寄り添ってきたシスターが贈る、幸せのレシピ。 本書を通じて古今の名作に心を洗うひと時を味わってみてはいかがでしょうか。