ヨーロッパで農耕が始まった紀元前3000年ごろから紀元前2000年ごろまでの間、 フランス・ブルターニュ地方で、延々4キロにわたり、 高さが最大6メートルにもなる巨石が並べられた。 いったいこれは何か。 新石器時代には北アフリカから北欧にかけてよく似た巨石崇拝の文化が生まれたが、 本書では古代の天文施設として有名なストーンヘンジのみならず、 さまざまな地方の遺跡を取り上げ、謎めいた全貌を明らかにする。 ◎目次 第1章 伝説の石 第2章 古代研究家と学者たち 第3章 巨石建造物の3000年 第4章 死者と神々の宮殿 第5章 天と地の間で 資料篇 巨石の記憶