ヘンリ・ナウエンは、1984年同僚の司祭とともにグアテマラを訪ねた。同地のインディオの為に働き、暗殺されたラザー神父の足跡を辿るためであった。ナウエンは、テロと苦難の中にあって、日ごと神の愛を受け、日ごと神の民への誠実な奉仕を続けた同神父に神の確かな臨在を見る。久々のナウエン、注目の翻訳。 中米グアテマラに関わりを持った2人の米国人カトリック神父、ラザーとヴィージーの物語。暗殺されたラザーの生涯と死だけでなく、彼の跡を継ぐ決断をするに至るヴィージーの信仰的探求も描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】 著者について カトリック、プロテスタントの別なく、現代のキリスト者の霊性の教師として世界に広く認められ尊敬されている。カトリック司祭。 1932年、オランダ生まれ。 ノートルダム大学、イェール大学、ハーバード大学で教えたのち、亡くなるまでの約10年間、カナダのデイブレイクにあるラルシュ・コミュニティの牧者として、知的障害を負った人びとと生活を共にする。 1996年9月、突然の心臓発作で天に召された。 ヘンリ・ナウエン 1932年 オランダに生まれる。カトリック司祭。ノートルダム大学イェール大学神学部、ハーバー大学神学部で20年近く教鞭を執った後、カナダのトロントにあるラルシュ共同体(デイブレイク)の牧者として、知的ハンディを負った人々と生活を共にする。1996年9月逝去。 主な著書: 『平和への道』、『この杯が飲めますか?』、『今日のパン、明日の糧』(いずれも聖公会出版刊)などキリスト教霊性に関する多数の著書がある。