クリニックの免疫療法に医学的根拠なし! 日本の免疫療法隆盛にみるがん医療の問題点とは 広告では多数の治療実績をうたっている「免疫療法」。しかし、その「治療法」は、医学的に効果が証明されていない。 本書は、日本における免疫療法の実態から、エビデンスに基づいた効果の検証、効果がない治療法がはびこる原因となっている医学界・医薬品メーカーの問題、そして長生きするために本当に必要な「抵抗力」について、わかりやすく解説する。 医学界を揺るがすベストセラーを連発し、第60回菊池寛賞を受賞した著者による渾身の書きおろし。 目次 第一章 医者たちが知らない〈がんの自然退縮〉の実際 第二章 患者に知らされない〈丸山ワクチン〉の危険性 第三章 ずさんな〈臨床試験〉と〈データ操作〉 第四章 〈がん発生〉メカニズムと〈免疫〉システム 第五章 〈本物の免疫療法〉は命がけ 第六章 〈サイトカイン療法〉と〈細胞免疫療法〉に効果なし 第七章 〈がんワクチン療法〉の期待はずれの現実 第八章 市中にはびこる〈日本固有のサギ療法〉 第九章 〈免疫力〉より〈抵抗力〉を大切に