第二次大戦後の日本、今では考えられないくらい多くの貧しい人々が生活していた。 そんな場所のひとつに廃品回収を生業とする人々の生きるアリの町とよばれる場所があった。 そこへやってき一人の若い女性とは。 「カワイソウナ ヒトタチノ タメ オイノリ タノミマス」 ゼノ修道士にかけられたこの言葉によって人生を変えられた女性、 アリの町のマリアといわれ、人々に慕われた北原怜子の生涯の記録。 ----------------------------- やなぎや けいこ著 新書判並製 189頁 定価:本体750円+税