建国から西ローマ帝国の滅亡まで、この1冊でわかる! ローマの歴史のなかには、人類の経験すべてが詰まっている(丸山眞男)――数ある文明のなかで、 起承転結をこれほど完璧に見せた歴史はない。本書は、その1200年間を四つの時代に分け、 「なぜ、ローマは大帝国になったのか」など七つのテーマを設けて、歴史の大きな流れとして見ていく。 古代の同時代人から近代のイギリス、現代のアメリカまで、多くの国家・民族がローマ史を探究し、統治に活かしてきた。 新たな覇権主義の様相を呈する現在の国際情勢。そのなかで、日本および日本人が進むべき道は何か―― その答えは、ローマ史のなかにすでに用意されている。