いまの化粧品は、肌の奥深くまで有効成分を届けるべく、浸透力が強化されています。そして、基底膜や真皮など細胞活性のカギになる場所まで、成分を運べるようになりました。しかし、同時に防腐剤などの皮膚に悪い影響を及ぼす物質もいっしょに浸透し、それが肌の老化を早めたり、有効成分の効果を阻害しているといわれます。それでも、安定性と経済性のために、多くの化粧品には防腐剤が使われ続けています。本書では、本当に効果的なスキンケアのために、知っておきたい皮膚や化粧品についての基礎知識を解説。防腐剤を使わない化粧品の可能性についても考えます。