本書は、第二ヴァティカン公会議によって刷新された教会理解に基づいて書かれた教会論である。 現代の日本社会において、キリスト者が生き生きとした教会生活を生きていくために、また教会が果たすべき役割を真に理解し、担っていく上で、大変、貴重であり、多くの示唆に富んでいる。現代のカトリック思想を代表する著作を幅広く紹介する「カトリック思想叢書」の第26巻。 ●著者紹介:メダルド・ケール(Medard KEHL) 1942年に生まれる。 1961年にイエズス会に入会。ミュンヘンとフランクフルト(マイン)で哲学と神学を学ぶ。 1969年に司祭叙階。 1975年に博士論文『KIRCHE ALS INSTITUTION』(制度としての教会)で博士号取得。 1976年フランクフルト(マイン)の聖ゲオルグ哲学神学大学で講師として教義学を教える。 1980年から教授。 著者:メダルド・ケール 訳者:中野正勝 企画・編集:聖アントニオ神学院 判型:A5判並製 ページ数:676ページ ISBN:N978-4-8056-0477-9 C3316