キリスト教は何を問題にしてきたのか? どこに根本的な解決を求めようとしてきたのか? その力動性が、読み終わったあとに何らかの形で胸に残ってほしいと願う著者が気合を込めて書きあげた。「ああ、キリスト教ってそういうものなのか!」とちょっとわかった気がする、今までにない読みごたえのある真面目なキリスト教入門書。仮想読者A君との対話、各頁の脚注や図解などの工夫も満載。 キリスト教の力動性は「人となった神」イエス・キリストの振る舞いと言葉の中に現れている。第1巻に続き、キリスト教は何を問題にしてきたのかを真正面からとらえる。脚注、図版なども更に充実のシリーズ第2巻。 住英俊神父渾身の書きおろし、『気合の入ったキリスト教入門』三部作の完結編。「このシリーズは、キリスト教の教えというより、キリスト信者が住んでいる『〝神〟がいる世界』を、信者でない読者に示すことを目指しています。この第三巻がいよいよ本番です」(「はじめに」より)