「私も人生最後は、 一口食べると楽しいときがよみがえるような一皿がいい。 試行錯誤しながら、誠実に作ってくれるシェフの存在が心強い。 そして食事が理想のものならば、 少なくとも1日3回ささやかな幸せをかんじるものだと思った」 飯島奈美<フードスタイリスト> ドイツのテレビ・ジャーナリスト、デルテ・シッパーが、とあるホスピスで働く専属シェフとその入居者たちに密着取材して書き上げたドキュメント本、邦訳版でついに登場! 人生でいちばん価値のあることは何だろう。 充実した一日は、無為に過ごした1年にも引けをとらないといえるだろうか。 我々はどんな最期を迎えたいのだろう。 どう生きたいのだろう。 死について、また充実した人生を送る秘訣について書かれた感動の一冊。