「あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、 その いっぽん いっぽんに キスを した」ではじまるこの絵本には、母であることのすべてがつまっています。 親でいることの喜び、不安、苦しみ、つらさ、寂しさ、子どもへの思い――普遍の真実が、あたたかな絵とシンプルな言葉で語りつくされ、読む人たちの涙をさそいます。 だれもが一生の宝物にしたくなるような絵本です。2007年春に、アメリカで発売されるや、アメリカじゅうの母親を号泣させ、NYタイムズやAMAZONの児童書分野で、ハリー・ポッターをおしのけて1位の座を獲得しました。日本では2008年に発売。ママの口コミで広り、絵本雑誌「MOE」の2008年度「絵本大賞」総合2位、文学賞1位を獲得。 母親や、これから母になろうとしている女性、巣立とうとしている子どもたち……それぞれの立場で読むことができ、感動を味わえます。出産前後の女性に、自分のお母さんに、贈りものとしても選ばれている一冊です。