テロや戦争が頻発している現代。繰り返される争いの原因は、歴史にあった。人間の価値観の指針となる宗教から世界史を見直す一冊。 環境が宗教をつくり、人々を動かした! 世界にはユダヤ教、キリスト教、イスラム教のような一神教からヒンドゥー教、神道などの多神教まで、無数の宗教がある。なぜ宗教は生まれたのか? 実は初期の宗教は、自然を崇拝し、共同体を円滑に運営するためのものであり、それぞれの宗教の成立過程は、人間の思考の変遷でもあるのだ。集団を団結させるために活用された宗教が、残念ながら現代では人類を分断させる原因ともなってしまっている。 【内容例】 ●なぜ一神教と多神教に分かれたのか? ●どのようにして唯一神は生まれたのか? ●流浪の民が信仰したユダヤ教が、なぜ現代まで生き残れたのか? ●キリスト教がローマ帝国の国教になったわけとは? ●なぜ商人であったムハンマドがイスラム教をひらいたのか? ●多神教である仏教は、なぜ世界宗教となりえたのか? 宗教は、人々を団結させるのか? 分断させるのか?