新国立劇場首席合唱指揮者として、作曲家、キリスト者として、さまざまな音楽づくりに携わる著者が自らの体験から得た音楽観、音楽と祈りの深い関係、そして人間の生きる目的や意味について、生き生きとした文体で熱く綴る。 〜編集者からひとこと〜 三澤洋史氏の渾身の書下ろし。音楽を生きる喜びとし、祈りを心の糧とする著者が自らの体験から得た音楽論、音楽と祈りの深いかかわり、そして生きる目的や意味について生き生きと熱く、語りかけるように綴ります。巻末には著者の手による「本書に出てくる偉大な音楽家」の紹介も掲載。楽しく読んで深く考える一冊です。 -------------- ちょっとお話ししませんか 祈りと音楽の調べにのせて 三澤洋史 著 四六判 並製 222頁 定価:本体1,000円+税 ISBN978-4-88626-666-8 -------------- ■もくじ 少しだけ長い まえがき――生い立ちから信仰の道まで 第一章 音楽は生きる歓び、いのちの輝き 音楽とは、かくも不思議なもの 名作曲家は本当に偉大か? 音楽とインスピレーション よい音楽をつくるために〜協奏曲という協同作業 最も楽しんだ者が 第二章 音楽は祈りのなかで 祈りは音楽とともに 祈りに音楽は本当に必要か? 宗教とリズムの関係 カトリックの典礼と音楽 レクィエムについてのいろいろなお話 Missa pro Paceと奇跡 信仰もまた、最も楽しんだ者が 第三章 三澤洋史の超主体的音楽論 ああ、ベートーヴェン! 私の指揮法 アヴェ・マリア 関口教会への道 天上の輝きを求めて 今、心から伝えたい思いを「あとがき」として 本書に出てくる偉大な音楽家