日本人が最も敬愛した宣教師、布教と日露友好に尽くした生涯。 著者 中村 健之介 著 ジャンル 哲学・思想 日本史 評論・自伝 シリーズ 評論・自伝 > ミネルヴァ日本評伝選 出版年月日 2013年07月10日 ISBN 9784623066957 判型・ページ数 4-6・498ページ 定価 定価4,400円(本体4,000円+税) ニコライ(1836~1912) ロシアの宣教師。 幕末に来日し、日本正教会創建、東京復活大聖堂(ニコライ堂)を建立して、50年間宣教に励み、大津事件、日露戦争でも、日露友好のために大きく貢献し、日本国民から敬愛されたニコライ。その献身的慈愛の生涯を描き、さらにニコライ亡き後の日本正教会史を克明に描き出す。 [ここがポイント] ◎内村鑑三、後藤新平をはじめ、明治の日本の人々から深く敬愛されながら、大正以後忘れられていった宣教師 ニコライの生涯をニコライ研究の第一人者が丹念に描き出す、決定版ニコライ伝。 ◎これまでほとんど知られてこなかった日露戦争下のニコライと日本正教会、当時の日本社会、そしてニコライ 亡き後の日本正教会の歴史に光をあてる。 〔副題の由来〕 ニコライの宣教は、当時の貧しい日本人に対する物心両面からの援助だった。ニコライは日記に「最後の審判で価値があるのは、他を憐れむ心だけだ」と書いている。かれはその心を、幕末明治の50年間、日本人に捧げ尽くした(「あとがき」より)。