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単行ハードカバー みすず書房 滅ぼされたユダヤ民の歌  ISBN978-4-622-04710-1

この詩は煤色の空に黒い涙で書かれている。これらの詩句のなかで、どんな希望がないにもかかわらず、なお一つの希望が輝き出ているいるとすれば、それは破滅した人間がなお自らの絶望をそもそも言葉で表現しているところからくる。 ——ヴォルフ・ビーアマン—— 1943年のワルシャワ・ゲットー蜂起のさなか、闘士たちは著者をゲットーから連れ出した。民族の破滅という恐るべき真実を、この偉大なイディッシュ語詩人なら後世に伝えてくれるのではないかと願ってである。その後詩人は、フランスのヴィッテルの特別収容所に入れられた。そこで「滅ぼされたユダヤの民の歌」を書き上げた著者は、1944年3月、詩稿を三本の瓶に入れて地中に隠し、さらに旅行用トランクの革の把手に、その作品の小さな精妙な写しを縫い込んだ。東方に移送された詩人は、荷役ホームに到着したその日に殺害された。5月1日、アウシュヴィッツでのことである。 二人の女性がこの草稿を救い出した。一人はドイツ軍が引き上げてから三本の瓶を掘り出し、パリのイディッシュ語を扱う印刷屋に手渡した。もう一人は、あらゆる危難を乗り越えて、トランクの原稿と遺言をイスラエルにいる詩人の血縁と友人にもたらした。この二つの版は現在、イスラエルのワルシャワ・ゲットー戦士キブツにある。 この叙事詩は15の歌から成り、各歌が四行詩15連、全体で900行の詩である。「アウシュヴィッツ以後」に書かれた作品ではなく、まさにその時代の真実をイディッシュ語で歌い上げた決定的な「ホロコースト」証言である。本書には、ドイツの詩人ビーアマンによるカツェネルソン論、気鋭の批評家西成彦の書き下ろし、さらに関連資料を加え、日本の読者のために編集をつくした。

単行ハードカバー みすず書房 滅ぼされたユダヤ民の歌  ISBN978-4-622-04710-1

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