サブタイトル/フランス教会に見る光の聖書 ■体裁/B5変・215頁 ■ISBN/978-4-8170-8151-3 「初めはただ荘厳で神聖な光の芸術というだけで満足していたステンドグラスが、そこに描かれている物語を理解した瞬間に、壮大な光の絵巻物に変わるのである。」と本書あとがきにあるように、旧約から新約聖書までの主な場面や聖人達の生涯などを、美しいステンドグラスの図像を通して解説。 ステンドグラス作家であり研究家でもある著者が、フランス留学中から取材した900余りの教会のステンドグラスの中から選りすぐった360点の写真をすべてカラーで掲載。旧約聖書の37場面、新約聖書の51場面、そして使徒や福音史家を含む60人以上の聖人たちの生涯を紹介する初めての「絵解き本」。海外で訪れた教会で、そこに描かれている物語が理解できるように、丁寧な解説と間違えやすい図像に関しては簡単な見分け方のポイントなども付けました。 2001年に初版刊行後、ステンドグラス愛好家やキリスト教関係者に好評を博した本書が、新装版となって再登場です。 ●主な内容 ■ステンドグラスの歴史■第一章 旧約聖書/天地創造、アダムの創造、楽園追放、ノアの泥酔、バベルの塔、イサクの犠牲、エジプトの十の災い、ダビデの物語、ソロモンの物語ほか■第二章 新約聖書/マリアの誕生、マリアの結婚、受胎告知、キリスト降誕、エジプトへの逃避、キリストの洗礼、ラザロの蘇り、ユダの接吻、最後の晩餐、この人を見よ、磔刑、復活、最後の審判ほか■第三章 聖人伝/聖女アガタ、聖女アポロニア、聖エリギウス、聖大グレゴリウス、聖パウロ、聖ブラシウスほか■第四章 その他の図像/四福音史家、十二使徒、預言者、女預言者、天使、三位一体ほか