言葉で癒す人になる ユダヤの知恵に学ぶ 言葉の賢い使い方 ジョーゼフ・テルシュキン 〔著〕 松宮克昌 〔訳〕 善意の言葉が人を傷つける!? 古のユダヤの教えは、言葉を弓矢に例えている。 「なぜ刀など他の武器ではないのか」とあるラビが問う。「それは、ある男が友人を殺そうと鞘から刀を抜いたとしても、友人が彼に弁明して慈悲を乞うなら、男は怒りを静めて刀を鞘に収めるかもしれない。しかしひとたび放たれた矢は、元には戻らないからである」 あなたが善意で言った言葉に傷つく人もいる。真に相手を癒す言葉とはどのようなものなのか。ラビで作家の著者が、ユダヤの知恵の宝庫である聖書やタルムードなどから示唆に富んだ物語を紹介。現代の豊富な事例と共に、友人関係、家族、職場での話し方、怒りをコントロールする方法、癒しの言葉の本質を論じる。