出エジプト記の世界 モーセの一神教を知るために 河合一充 〔編著〕 ナフム・サルナ(米国ブランダイス大学・聖書学教授)の名著『エクソダスの探求(Exploring Exodus)』をベースに、聖書の不朽の物語に新しい光を当てる。 聖書の宗教の理解のために、さらにユダヤ民族の理解のために、出エジプトの物語をきちんと読み直すことは必須事項。古代近東の(考古学的)資料や伝統的なラビ文献を活用しつつ、モーセから始まったとされる一神教の秘密に迫る。 ――目次―― はじめに 序 イスラエル民族の永遠の記憶 1 エジプト王の迫害 2 モーセの誕生と青年時代 3 モーセの召命 4 十の災い 5 過越しと出エジプト 6 エジプトからシナイへ 7 十戒、モーセと一神教 8 イスラエルの法 9 幕屋と金の子牛