ルルドの聖母をその目で見た聖女ベルナデッタ。 彼女自身は決して出現の話をすすんで語ることはなく、騒がしい世俗を離れて修道院で静かな一生を過ごすことを選びました。そんなベルナデッタが黙想や折にふれてノートに書きこのした言葉を集めました。 その飾らない言葉の数々が心にせまります。 本文より 「1873年の手記から おお、マリアよ、わたしの罪のあがないのためにささげられる犠牲として、わたしの心をお受け下さい。この心を悲しみで打ち砕いてください。 おお、み母よ、私の心が、まったくあなたとイエスのものとなることができますように。すべてのものを犠牲としてあなたにささげます。 おお、み母よ、わたしを助けてください。自我に死ぬ恵みをお与えください。ただ、ひたすら柔和なイエスによって生かされ、イエスのために生きることができますように。」 ------------------------------ 安藤敬子 訳 116頁 150×105mm 定価:本体450円+税 ISBN 4-88626-277-6 C0016