目からウロコの新解釈で、キリスト教が身近に 「頼りなぐ、望みなぐ、心細い人ァ幸せだ」。岩手県気仙地方の方言・ケセン語で訳された聖書。被災地から届いた救済の言葉 「頼りなぐ、望みなぐ、心細い人ァ幸せだ」。これは、聖書「心の貧しい人は幸いである」のケセン語訳。岩手県気仙地方に住む医師でカトリック信者の著者が、「ふるさとの仲間に大好きなイエスの言葉を伝えたい」と、ギリシア語の原典から福音書を訳したのです。不思議なことに、難解な聖書の世界がぐんと身近になり、イエスの言葉が腹の底まで響いてきます。今回の大津波で被害を受けた著者を支えた言葉の数々。多くの日本人の心の灯火となる1冊です