玉木 讓 400頁 978-4-86329-258-1 定価 2700円 (+税) 2022年11月末発行 紹介 アルメイダは、1525年、ポルトガルのリスボンに生まれ、1583年、熊本県天草市河内浦で没した宣教師である。医師として治療にあたる一方で病院をつくり社会福祉への取り組みにも務めたことでも知られる。医師、貿易商人、神父としての彼の足跡をたどり、現地の調査、当時のアルメイダの書簡、さらに同時代のイエズス会士たち(フロイス、トルレス、カブラル、ヴァリニャーノ)の書簡・報告書も援用しながら、様々な顔をもつアルメイダの生涯を描いた労作‼巻末の著者作成の詳細なアルメイダを中心にした〈年譜〉が充実している。 目次 第一章 アルメイダ修道士の誕生 第二章 平戸に派遣される 第三章 薩摩への旅 第四章 キリシタン大名大村純忠 第五章 五畿内を視察する 第六章 口之津に帰る 第七章 五島の島々の布教 第八章 天草島の布教 第九章 有馬義貞の受洗と死去 第十章 大友宗麟の改宗と耳川の合戦 第十一章 日本巡察師ヴァリニャーノの来日 第十二章 アルメイダの終焉