著訳者など: J.メイエンドルフ 小高毅訳 出版社: 教文館出版部 税込価格:4400円 (本体価格: 4,000円) 判型:B6/368頁 ISBN:978-4-7642-6320-8 キリストの神性と人性をめぐる論争は5世紀のカルケドン公会議で一応の決着を見るが、なおも論議は続く。 東方キリスト教会の霊性と共に発展、独自の展開を遂げたビザンティン神学のキリスト論を初めて本格的に紹介する。 [目次] 1 五世紀のキリスト論 2 カルケドン派と単性説派 3 六世紀のオリゲネス派による危機 4 「神が肉において苦しまれた」 5 擬ディオニュシオス 6 救いの宇宙規模の広がり──救い・禁欲・神化 7 救いの宇宙規模の広がり──証聖者マクシモス 8 体系化の試み──ダマスコスの聖ヨアンネス 9 見えざるものの眺望──聖画像破壊論争 10 後期ビザンティン・キリスト論