さあ どうぞシルヴァスタインのふしぎの世界へ。 倉橋由美子がご案内します! この魅力的で心にしみるイラスト物語が、地球の上で、花のように、風のように読まれ続けているわけ――を、あなたも見つけてください。 何かが足りない それでぼくは楽しくない 足りないかけらを探しに行く ころがりながらぼくは歌う 「ぼくはかけらを探してる、足りないかけらを探してる、 ラッタッタ さあ行くぞ、足りないかけらを……」 探しものは何ですか。ビッグ・オーに出会いましたか。 『ぼくを探しに』に続く、大人の童話Part2。 おとなを演じるのが上手な人、下手な人……。 誰もが「童心」を道連れに旅をする。 「だって角(かど)が尖ってるよ」とかけらは言う。 「角はとれて丸くなるものさ」とビッグ・オーは言う。