マザーテレサについての、多種多様な学問研究の門を開く可能性を読者に与える、世界初の博士論文。 著者が実際にマザーテレサと活動をともにした体験から、伝記や論述とは異なり、マザーテレサとの往復書簡や写真、個人的なエピソードを多数掲載し、人間味あふれるマザーテレサを感じることのできる内容となっています。 マザーテレサの両親や故郷スコピエでの生活、インドでの活動に協力したイエズス会司祭たちと当時のカルカッタ大司教の働きを詳述。 マザーテレサの個人史研究において、生活環境や成育史だけでなく、彼女に影響を与えた人々にも焦点をあてて多角的な分析を試みています。 増刷に伴い、世界的論争となった「信仰の暗夜」を追加しました。 調査研究に17年をかけた、渾身の力作です。